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恐怖に打ち勝つ! KING OF ASANAにトライしてみよう!

アーサナの王とも言われる、頭で立つポーズ。
サンスクリット語では、「シールシャアーサナ」と言います。
シヴァーナーンダヨーガを行う際にも、頭頂の刺激のために使われるアーサナ(ポーズ)の一つです。


ヨガ講師をしていると、こんな風に言われることが多いです。
先生は、運動神経抜群なんですよね!?と
確かに、短距離走は速かったです。しかし、それ以外は全くダメでした。
なので、器械体操なんてもっての他でして、
倒立前転で、止まれたことなんてないし、なんなら倒立しようとして、前転しかできなかったり笑
クラスメイトに笑われて、コンプレックスになってたこともあり。
どうやったら授業をサボれるか?を考えながら過ごしていました。



何が言いたいかというと、
こんな私でも取り組んでこれたのがアーサナです!

さらに言うならば、


アーサナは、誰か特定の人のためのものではなく、万人に使える健康維持と改善のためのツールです。ただ、「使い方」や「してはいけないアーサナ」を知っておく必要はあります
(これについては、別途書きます!)


学生時代は授業をサボろうとしていた私が、なぜシールシャアーサナを練習するようになったかというと、


あるヨーガの先生が、
「シールシャアーサナが出来るかどうかが大切なのではない。
怖いと感じるものに向かって、トライしてゆく姿勢が大事なんだよ」
と。


初め聞いたときは、
「そんなこと、上っ面の話だよ」と思いましたが、
それでもやり続けているうちに、腑に落ちるものがありました。
(ひねくれてますよね💦)

恐怖は、私たちが、まだはっきりと知らないものに対して起こります。
例えば未来。はっきりと知らないにも関わらず、いかようにも想像をします。

これが厄介でして、

実際に自分が身体を動かして得た経験や、見聞きした経験(テレビや映画なども)から
未来に対して、こうなってしまったらどうしよう?と物事をネガティブに考えてしまうことがあるんです。
この考えは、「安全」を考えると重要なことです。

けれど、前に進みたい・成長したいと思っている自分の足かせになることもあります。

確かに、リスクはあります。
けれど、それと同じぐらい取り組むことで得られるものもあるのです。
例え失敗したとしても、その経験は次の何かの役に立つので、後の成功の手助けになります。

本当はやってみたいことに足を踏み入れる勇気を、その姿勢を、
シールシャアーサナやチャレンジポーズは育んでくれます。

怖いと感じるものには、何か「成長するためのポイント」が隠されています。

怖さは悪いものではありません。私を守ろうとして出てくる感情です。
怖いという感情を大切にしてみましょう。
冷静になって見つめてみると、勝手にハードルを上げて怖がっていたことに気づくかもしれません。
場合によっては、元々ハードルがなかったことに気づくこともあります。
実際に行動を移すことで、達成感を感じたり、自分のキャパシティの広がりを感じられるでしょう。

正しく怖がって、物事に取り組むことにシールシャアーサナは気づかせてくれるのです。



ここに起こっていることの全ては、意味のあること。
過去を振り返ってみて、大変なこともあったかもしれないけれど、
それでも今の私がいるのは、過去に様々な決意をしてきた自分がいるからなんだ!
と自分を鼓舞してくれることでしょう。



さぁ!前へ!!

シールシャアーサナが出来るようになったら、また次のチャレンジできるものが待っています笑。



ちなみに私は・・・
シールシャアーサナをできるようになるまで、3年ほどかかっています。
やり方をしっかり教えてくれる人に出会うのに時間がかかったというのもあります。
練習を積まれている生徒さんたちの多くは、そんなに時間かかってません。


また、完成することが目的ではなく、
その過程を味わいつくしていただけたらなと思うのです。

自分の体や心との対話を楽しみに、ぜひ来てね〜💛